北海道旅行で人気の旭山動物園の見どころ

北海道には、美味しいグルメをはじめ美しい自然など様々な観光スポットがあります。その中でも、自然に近い環境の中で動物を展示している旭山動物園はとりわけ人気を集める名所と言えます。日本国内だけではなく海外からも観光客が押し寄せる大人気スポットです。

そこで、ここからは初めて旭山動物園に出かける方のために見どころを詳しく説明します。

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行動展示で動物たちの生き生きとした姿を見られる

旭山動物園の最大の見どころは、動物たちが自然に近い環境の中で生活している姿を間近で見られることです。行動展示と言われる趣向が施されていて、動物たちが自由に動いたり食べる姿を楽しむ事が可能です。たくさんいる動物の中でも毎日、行列ができるほど人気を集めるのが、アザラシの行動展示でしょう。

目の前に設置された直径1.5メートルの円柱水槽の中をアザラシがゆっくりと泳ぐ姿を観察できます。住処である大水槽からエサを求めて円柱水槽へ頻繁にやってくるのです。すぐ側でアザラシを観察できるので、これまで気づかなかった体の斑点など新たな発見ができます。

そもそも野生のアザラシは好奇心旺盛なので、目の前に人間が来ても臆する事がありません。とても愛らしい姿をじっくりと見られるので、初めて目にすると本当に感動することでしょう。

チンパンジーも大人気の行動展示

旭山動物園の中で大人気の行動展示といえば、「オランウータン舎」も挙げられます。こちらでは、オランウータンの空中散歩を見学することができるのです。オランウータンがエサを求めて、高さ17mもある2本の塔を繋いでいるロープを華麗に渡っていきます。

もともと生活のほとんどを樹上で過ごしているので、慣れた様子でたくましい腕を使ってスピーディーに移動していくのです。その姿は迫力があり、圧巻と言っても過言ではありません。また、アフリカの森を再現したチンパンジーの森では、ターザンロープやジャングルジムなどたくさんの遊具を使って遊ぶチンパンジーの姿を観察できます。

特にチンパンジーのお気に入りが、地上5メートルの位置にある空中トンネル「スカイブリッジ」です。すばしっこい動きで自在にトンネル内を動き回る姿は、とても面白く飽きることがありません。また、観察用のトンネルの上に来て見物客に接近してくることもあります。

この時、様々な角度からチンパンジーをチェックできるので、体の後ろや足の裏など普段見られない部分もじっくり観察できることも魅力です。


観光客に大人気の「もぐもぐタイム」

旭山動物園の中でも最も観光客が盛り上がるのが、「もぐもぐタイム」です。この「もぐもぐタイム」とは、文字通り、動物たちにエサを与える時間のことです。動物の食べる姿を通して、野生本来のありのままの姿をじっくりと観察できるというわけです。

「もぐもぐタイム」の際は、飼育員しか知らない動物たちの豆知識なども聞く事ができるのも魅力と言えます。旭山動物園では様々な動物の「もぐもぐタイム」が行われていますが、特に人気なのがホッキョクグマでしょう。

屋上から餌の魚が投げられると、ホッキョクグマが豪快に水中に飛び込んで餌にありつく姿を間近で見られるのです。分厚いガラス1枚を挟んだ先でホッキョクグマが食べる姿を目撃できるのは、旭山動物園だけと言っても過言では無いです。

歯をむき出しにして食事をする光景は、力強くて圧巻といえます。とても人気で常に混雑していますが、1回のもぐもぐタイムで数回ほど見物客の入れ替えをしてくれます。また、小さな子供を優先して前に行かせてくれるので、諦めずに待つと良いでしょう。

その他にも、オランウータンの「もぐもぐタイム」も迫力満点だと観光客からはとても人気を集めています。オランウータンは樹の上で生活する習性があるので、綱渡りや木登りが大得意です。なので、飼育員が置いたエサを目指して、たくましい腕と足を使って地上17メートル上にあるロープをスピーディーに渡っていくのです。

空中で自由自在に動き回る姿は華麗の一言に尽きます。さらに、エサを食べた後もその場でゆっくりと寛ぐ姿はとても可愛らしいと評判です。また、ペンギンの「もぐもぐタイム」も観光客がかなり盛り上がるイベントといえます。

こちらは、飼育員が水中でスキューバダイビングをしながらエサを与えるのが特徴です。飼育員がエサのオキアミを水中にばら撒くと、ペンギンたちが群れをなして泳いで寄ってくるのです。エサを求めて必死に泳ぐペンギンはとてもスピーディーで、その姿は空を飛ぶ鳥に例えられます。

また、水中だけではなく、ペンギンは陸上でも「もぐもぐタイム」が行われます。エサを持っている飼育員にじわじわと寄ってきておねだりをする光景は、とても愛らしいです。水中とは違った仕草を楽しめるのは、旭山動物園ならではの魅力です。

動物たちの「もぐもぐタイム」の時間は、入り口の掲示板で詳しく確認することが可能です。基本的に旭山動物園では、お客さんが色々な動物が見れるようにそれぞれの時間を少しずつずらしています。なので、上手く回ればお目当ての動物がエサをもらう様子をきちんとチェックできます。

ただ季節や動物たちの体調によって時間が前後したり、休止されることもあるので、注意しましょう。

動物と触れ合える場所

旭山動物園には、うさぎやあひるなどの可愛らしい動物と触れ合える「こども牧場」という施設もあります。

1997年にオープンして以来、子供を中心に人気を集めているスポットです。関連資料…札幌 東急REIホテル ... すすきの ホテル

ここでは、普段では触ることができないポニー・モルモットなどの可愛らしい動物と直に触れ合えることが魅力です。色々な動物の中でもゴールデンレトリバーのチャンティーは、愛らしい顔立ちからアイドル犬としてすべてのお客さんから大人気です。

子供が動物と触れ合う事で命の大切さを体感できるので、小さな子供がいる方におすすめの施設と言えます。

迫力ある猛獣を見学できる

最後に旭山動物園でおすすめしたいスポットが、「もうじゅう館」です。こちらでは、ライオン・アムールトラ・ユキヒョウ・ヒグマなど様々な種類の猛獣たちが飼育されています。強化ガラスが設置されていて、ガラス越しに猛獣を間近で見る事ができるのが最大の魅力です。

猛獣は通常は離れた場所からしか見る事ができませんが、接近して見られるので迫力ある姿を楽しめるといえます。